美容室のLINE公式アカウント活用術|無料でできる3つの工夫とAIメッセージ例文

美容室のLINE公式アカウント活用術を紹介するアイキャッチ。トーク画面下部のリッチメニューに、予約ページ・メニュー料金・アクセス・お問い合わせの案内ボタンを配置した活用例。

美容室のLINE公式アカウント、作ったままになっていませんか?

「友だち追加はしてもらっているけれど、何を送ればいいかわからない」

「たまにキャンペーンを案内するくらいしか使っていない」

「お客さまが予約するときにも、もっと便利に使えないかな?」

そんな悩みを持つ美容室や理容室のオーナーさんもいると思います。

実はLINE公式アカウントには、無料プランでも使える便利な機能があります。

例えば、トーク画面の下に「予約する」「料金を見る」などの案内ボタンを置くことができます。

今使っているホームページや予約サイトへの入口を作れるので、新しく大きなシステムを導入しなくても、始められることがあります。

ただし、LINEにボタンを置いたからといって、LINE自体に予約フォームができるわけではありません。

今回は、LINE公式アカウントで無料でできることを中心に、お客さまへの案内を少し便利にする3つの工夫を紹介します。

Contents

工夫① まずは「予約する」「料金を見る」のボタンを置いてみよう

美容室のお客さまがLINEを開くのは、どんなときでしょうか。

お店に質問したいときや、次回の予約を考えているときかもしれません。

そのとき、予約ページや料金表を探さなければならないのは少し面倒ですよね。

そこで使いたいのが、LINE公式アカウントの「リッチメニュー」です。

リッチメニューって何?

リッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面の下に表示できる、ボタン付きのメニューのことです。

例えば、美容室なら次のようなボタンを用意できます。

ボタン名押したときの役割
予約する今使っている予約ページへ案内する
メニュー・料金ホームページの料金表へ案内する
アクセスGoogleマップのお店の場所へ案内する
お問い合わせ問い合わせ方法を案内する

このリッチメニューは、LINE公式アカウントの無料プランでも利用できます。

ここは知っておきたいポイント

リッチメニューは、あくまでお客さまを必要な情報へ案内するためのボタンです。

例えば「メニュー・料金」を押すと、あらかじめ設定したホームページの料金表へ進めることができます。

「予約する」なら、現在利用している予約サービスのページへ案内できます。

リンク先がWebページの場合、LINEアプリ内のブラウザなどで表示される場合もありますが、それは外部のWebページです。

リッチメニュー自体に料金表や予約フォームが作られるわけではありません。

また、LINEのリッチメニューだけで、予約可能な時間を管理したり、予約を自動確定したりすることもできません。

予約機能については、リンク先のサービスにどのような機能があるかによって変わります。

新しい予約システムを導入するというより、今使っているものを、お客さまが見つけやすくする工夫だと考えるとわかりやすいでしょう。

リッチメニューは、まず2つのボタンでも十分

「リッチメニューを作る」と聞くと、難しい設定が必要そうに感じるかもしれません。

でも、最初からたくさんのボタンを並べる必要はありません。

例えば、

「予約する」

「メニュー・料金」

この2つをわかりやすく配置するだけでも、今のLINEを活用する第一歩になります。

設定の基本的な流れ

パソコンのLINE公式アカウント管理画面を使う場合は、次のように進めます。

  1. LINE公式アカウントの管理画面を開く
  2. 「トークルーム管理」から「リッチメニュー」を選ぶ
  3. メニューの画像とボタンの配置を設定する
  4. それぞれのボタンにURLなどの動作を設定する
  5. 表示期間を設定し、公開する

例えば「予約する」には、現在使っている予約ページのURLを登録します。

「メニュー・料金」には、ホームページの料金表のURLを登録します。

まだホームページに料金表がなければ、先に料金を確認できるページを用意する必要があります。

リッチメニューだけで新しいWebページを作れるわけではない点には注意してください。

公開したら必ず自分で押してみよう

設定が終わったら、自分のスマートフォンで確認します。

予約するボタンを押したら、正しい予約ページが表示されるでしょうか。

料金表は古いままになっていないでしょうか。

リンク先はスマートフォンで読みやすいでしょうか。

見た目がきれいでも、リンクが間違っていたらお客さまは困ってしまいます。

まずはボタンを1つ置いて、正しく動くか確かめるところから始めましょう。

工夫② お客さまに送るメッセージを少し見直してみよう

LINE公式アカウントというと、キャンペーンや割引のお知らせを配信するイメージがあるかもしれません。

もちろん、お得な情報を届けるのもひとつの使い方です。

でも、美容室のお客さまが毎回割引を求めているとは限りません。

例えば、休日の営業時間を知りたい人もいれば、季節に合わせた髪のお手入れ情報が参考になる人もいるでしょう。

予約してほしいというお店の気持ちより、受け取るお客さまに役立つかどうかを先に考える。

それだけでも、文章の印象は変わります。

例文① 営業日のお知らせ

こんにちは、〇〇美容室です。

来月の営業日についてお知らせします。

〇日と〇日はお休みをいただきます。

ご来店を予定されている方は、事前に営業日をご確認ください。

いつもありがとうございます!

例文② 季節のお手入れ情報

こんにちは、〇〇美容室です。

最近、髪の乾燥が気になることはありませんか?

ドライヤーを近づけすぎないことや、毛先をやさしく乾かすことなど、毎日の小さな工夫も大切です。

髪のお悩みがあれば、次回のご来店時にお気軽にご相談ください。

例文③ 次回予約を考えている方向けの案内

こんにちは、〇〇美容室です。

そろそろ髪を整えようかな、という方へ。

ご予約をお考えの際は、下記のページから空き状況をご確認いただけます。

ご都合のよいタイミングで、ぜひご利用ください。

【予約ページのURL】

この例は、すでに空き状況を確認できる予約サービスを利用している場合の文章です。

空き状況を表示できない受付方法の場合は、「ご予約については、こちらからお問い合わせください」など、実際の受付方法に合わせた表現にしましょう。

無理に便利そうな表現を使う必要はありません。

お知らせは、毎週送らなくても大丈夫

友だちが増えると、何か送らなければと思ってしまうこともあるでしょう。

でも、回数を増やすことが目的ではありません。

営業日の変更や季節のお知らせなど、伝える内容があるときに配信する方法でも十分です。

お客さまにとって必要な情報を、無理のない頻度で届けることを意識してみましょう。

AIを使えば、LINEのお知らせ文も考えやすくなる

「伝えたい内容はあるけれど、文章を考えるのが苦手」

そんなときは、ChatGPTなどのAIに手伝ってもらいましょう。

例えば、美容室の休業日のお知らせなら、事実を入力するだけで文章の下書きを作ってもらえます。

コピペして使えるAIプロンプト①|営業日のお知らせ

個人経営の美容室で、LINE公式アカウントを運用しています。

お客さまに来月の営業日変更をお知らせする文章を考えてください。

【伝えたい内容】

・通常の定休日:毎週火曜日
・追加のお休み:〇月〇日
・予約方法:ホームページの予約ページから

【文章の条件】

・120文字程度
・親しみやすく丁寧な言葉
・難しい言葉は使わない
・大げさな表現を避ける
・絵文字は控えめ
・文章を3案作成する

入力していない営業日やサービスは追加しないでください。

自分のお店の情報に書き換えて使えます。

AIが作った文章が少し堅かったら、「もう少しやさしい言葉にしてください」と頼んでみましょう。

コピペして使えるAIプロンプト②|季節のお手入れ情報

美容室のLINE公式アカウントで、お客さまに役立つ短いお知らせを配信したいです。

テーマは「秋の髪のお手入れ」です。

次の条件で文章を考えてください。

・150文字以内
・専門用語は使わない
・自宅でできる簡単な工夫を1つ紹介する
・不安をあおらない
・商品の購入を勧めない
・自然で親しみやすい言葉

最後に、店舗で相談できることをひと言添えてください。

文章を3案作成してください。

専門的なお手入れの内容については、実際に美容師として適切だと思う内容か確認してから使いましょう。

AIは文章を考えるお手伝いです。

お客さまに届ける情報は、最後にお店の方が確認することが大切です。

また、お客さまの名前や施術履歴、連絡先などを、不用意にAIへ入力しないようにしましょう。

工夫③ LINEだけで完結させず、今あるホームページも活用しよう

ここまで、リッチメニューやメッセージについて紹介してきました。

でも、LINEだけですべての情報を案内する必要はありません。

すでにホームページがあるなら、そこに掲載している料金表やメニュー紹介、アクセス情報を活用できます。

例えば、お客さまがリッチメニューの「料金を見る」を押したときに、ホームページの料金表へ進めるようにする方法です。

新しく料金表を作り直す必要はありません。

まずは今のホームページに、必要な情報が掲載されているか確認しましょう。

ホームページの情報が古かったら?

例えば、カット料金が変更されているのに、ホームページには以前の料金が残っている。

そんな場合は、LINEのボタンを作る前にホームページの情報を直しましょう。

確認したいのは、次のような内容です。

確認する項目見直したいこと
メニュー・料金今のサービス内容と一致しているか
営業時間・定休日現在の営業情報になっているか
予約方法実際に使える受付方法が書かれているか
アクセス住所や地図が正しいか
お問い合わせ電話番号などが正しいか

LINEのボタンが便利でも、リンク先の情報が間違っていたら意味がありません。

今あるホームページを少し整えるだけでも、LINEから案内しやすくなります。

LINE公式アカウントは本当に無料で使える?

LINE公式アカウントには、月額固定費0円の「コミュニケーションプラン」があります。

2026年10月時点では、月200通までのメッセージ配信が可能です。

リッチメニューも、無料プランで利用できます。

ここで注意したいのは、無料のメッセージ配信数と、リッチメニューの設置は別の話だということです。

例えば、友だち100人に一斉配信すると、通常は100通として数えます。

一方、リッチメニューをトーク画面に設置しておくだけで、毎月の一斉配信枠を使うわけではありません。

お客さまから届いたメッセージに個別チャットで返信する場合なども、一斉配信とは通数の扱いが異なります。

そのため、最初から大量のお知らせを送らず、リッチメニューを整えたり、お問い合わせへの返信に活用したりする方法もあります。

ただし、外部の予約サービスやホームページの管理費用は、LINE公式アカウントの無料プランとは別です。

LINEを無料で利用できるからといって、リンク先のサービスまで無料になるわけではありません。

最初の1週間は、これだけやってみよう

ここまで紹介した内容を、全部一度に始める必要はありません。

まずは1週間ほどで、次の3つを試してみましょう。

1日目:今のLINE画面を確認

自分のお店のLINE公式アカウントを開きます。

予約方法や料金表は見つけやすいでしょうか。

2〜3日目:リッチメニューを整える

「予約する」「料金を見る」など、必要なボタンを考えます。

リンク先のホームページや予約ページが正しく表示されるか確認しましょう。

4〜7日目:お知らせ文をひとつ作る

営業日のお知らせや季節の情報など、お客さまに役立つ内容をひとつ考えます。

文章に迷ったらAIに下書きを作ってもらいましょう。

必要なお知らせがない場合は、無理に配信する必要はありません。

まずは今のLINEを少し使いやすくする。それだけでも十分な取り組みです。

LINEの先にあるWebページを整えることも大切

個人経営の美容室では、LINEの管理に加え、ホームページやGoogleマップまで更新するのは大変かもしれません。

「LINEのリッチメニューは自分で設定できたけれど、ホームページの料金表を直せない」

「予約ページへのリンクを置きたいけれど、そもそも案内ページがない」

「スマートフォンで見るとホームページが崩れている」

こうした問題は、LINEの設定だけでは解決しません。

でも、すべてを作り直さなくても、必要なページだけを修正する方法があります。

例えば、今あるホームページの料金表を新しくしたり、お問い合わせ先をわかりやすくしたりするところから始められます。

株式会社データライドでは、美容室などの店舗・小規模事業者向けに、ホームページ改善、Googleマップの情報整備、AI活用などを支援しています。

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よくある質問

Q. リッチメニューを設置すると、LINEの中に予約フォームができますか?

いいえ。リッチメニューそのものに予約フォームを作る機能はありません。既存の予約ページなどのURLを登録して、そこへ案内することができます。予約受付や日時管理は、利用する予約サービスなどの機能によって異なります。

Q. リッチメニューから料金表を見せることはできますか?

はい。ホームページなどに掲載した料金表のURLをボタンに設定できます。ただし、リッチメニュー自体が料金表のWebページを作るわけではありません。

Q. LINE公式アカウントは月額料金がかかりますか?

無料のコミュニケーションプランがあります。2026年10月時点では月額固定費0円、月200通までのメッセージ配信が可能です。配信数が増えた場合は、必要に応じて有料プランを検討できます。

Q. AIでLINEのお知らせ文を作れますか?

はい。伝えたい内容やお店の雰囲気をAIに入力すれば、文章の下書きを作れます。営業時間やサービス内容などに間違いがないか確認し、お店らしい自然な言葉に整えてから使いましょう。

Q. LINEからの予約を増やすには、まず何をすればいいですか?

現在の予約方法がわかりやすく案内されているか確認しましょう。予約ページを利用しているなら、リッチメニューにリンクを設定する方法があります。あわせて、予約ページの情報が正しく、スマートフォンで使いやすいか確認することも大切です。

Q. ホームページがなくてもリッチメニューは使えますか?

はい。ホームページがなくてもリッチメニューは設置できます。Googleマップへのリンクや、設定したテキストをトークに送信するボタンなどを用意できます。ただし、料金表や予約フォームをWebページとして案内したい場合は、そのリンク先を別途用意する必要があります。

まずはLINEの案内ボタンをひとつ整えてみよう

美容室のLINE公式アカウントは、メッセージをたくさん送るためだけのものではありません。

お客さまが料金を確認したいとき。

お店の場所を調べたいとき。

次の予約を考えているとき。

そんな場面で、必要な情報を見つけやすくすることにも使えます。

無料プランのリッチメニューなら、今使っているホームページや予約サイトへの案内ボタンを設置できます。

メッセージの文章を考えるのが大変なら、AIに下書きを手伝ってもらう方法もあります。

まずは、今あるものを少し便利にするところから始めてみましょう。

新しいシステムを増やす前に、今のお客さまが迷わず必要な情報へ進めること。

それが、小さな美容室でも取り組みやすいLINE活用の第一歩です。

参考情報・公式マニュアル

本記事は、LINEヤフー株式会社が公開しているLINE公式アカウントの機能情報を参考に、株式会社データライドが美容室・理容室向けの活用方法を独自に解説したものです。

参考: LINEヤフー for Business|リッチメニューを作成する(公式マニュアル)

※公式情報の確認日:2026年10月7日
※サービスの機能や利用条件は変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
※本記事はLINEヤフー株式会社が監修・提供するものではありません。


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