インバウンド対策に、言語切替え対応チャットボットを入れたら?~サロン編~

SNSで見つけた日本のサロンへ

記事をご覧いただきありがとうございます。
チャットボットの運用をしている中の人です。
日々シナリオを考えたり、お客様から届くメッセージを見たり、改善を繰り返したり。
このブログでは、そんな運用の現場で「なるほど」と思ったことや、「これは意外だったな」と感じたことを
運用者目線でゆるく書いています。

今回は、少し前にニュースを見ていて気になった「サロンとインバウンド」の話です。

この記事でわかること
・SNSをきっかけに、日本の美容室やサロンを訪れる外国人観光客が増えている背景
・サロンのインバウンド対応で、予約前につまずきやすいポイント
・多言語対応チャットを、無理なく接客や予約導線に取り入れる考え方

Contents

美容室も「旅先で行きたい場所」になっている?

最近は、InstagramやTikTokなどのSNSで日本の美容師さんやサロンを見つけて、

「日本に行ったら、この美容室に行ってみたい」と、旅行前から決めている外国人観光客もいるそうです。
これを聞いたとき、ちょっと意外でした。
旅行先で髪を切るというよりも、

「このスタイリストさんにお願いしたい」
「SNSで見た、このカラーをやってみたい」

と、美容室そのものが目的になっている。

観光地や飲食店をSNSで探すのはすっかり普通になりましたが、サロンも同じように“旅先で体験したい場所”になってきているのかもしれません。

「行きたい」のあとに、少しだけ壁がある

SNSを見て、

「ここ、いいな」

と思ってもらえた。

そこまではかなり興味を持ってくれています。
でも、そこから実際に予約しようとすると、少し状況が変わります。
プロフィールからホームページを開いてみたら日本語中心だったり、予約ページを見ても、自分がSNSで見た施術がどのメニューなのかわからなかったり。

「この投稿に出ていたスタイリストさんを指名できるのかな」

と、ちょっと確認したくなることもありそうです。
日本人なら、そのまま読み進めたり、電話やDMで聞いたりできることでも、言葉が違うだけで少しハードルが上がります。

大きな問題ではないけれど、

“あと少しわかれば予約できるのに”

という場所で止まってしまう。

これは少しもったいないですよね。

でも、サロンってもともと「言葉だけ」の接客じゃない

ここで少し考えてみると、美容室ってもともと、言葉だけで希望を伝える場所ではないですよね。

日本人同士でも、

「こんな感じにしたいです」

と、Instagramやスマートフォンの写真を見せることがあります。

色味だったり、長さだったり、雰囲気だったり。

言葉だけで説明するよりも、

「この写真みたいに」の方が伝わりやすいことも多いです。

そう考えると、外国人のお客様だからといって、すべてを外国語で完璧に説明できなければいけないわけではなさそうです。

SNSで見つけた画像を見せてもらいながら、必要なところを確認する。

最後の細かな部分は、実際に来店してから美容師さんと相談する。

サロンはもともと、こういうコミュニケーションと相性がいいのかもしれません。

大事なのは「話せるか」より、その前かも

インバウンド対応というと、

「英語を話せるスタッフが必要なのかな」

と、まず考えてしまいがちです。

もちろん、外国語を話せるスタッフがいれば安心です。

ただ、実際にはその前に、

お店に興味を持った人が、ちゃんと予約まで辿り着けるか

という部分も大事なのではないでしょうか。

せっかくSNSを見て、

「ここに行きたい」

と思ってくれたのに、予約方法がよくわからなくて離れてしまう。

そこを少しだけ補える方法があるなら、全部を多言語化するよりも、ずっと始めやすそうです。

「ちょっと聞ける場所」があるだけでも違いそう

例えば、予約する前に、

「この投稿のカラーは予約できますか?」

「このスタイリストさんにお願いできますか?」

と、自分の言葉で少し確認できる場所があったらどうでしょう。

全部をチャットで決める必要はありません。

細かな施術内容まで自動で判断する必要もないと思います。

わからないところだけ確認して、

「それなら予約してみよう」

と思ってもらえれば十分です。

その後は来店して、写真を見せながら美容師さんと相談する。

そんな役割分担なら、かなり自然です。

インバウンド対応も、最初から完璧じゃなくていい

外国人のお客様に対応しようとすると、

ホームページを翻訳して、予約ページも翻訳して、スタッフも外国語を覚えて……

と、かなり大掛かりな準備を想像してしまいます。

でも、最初から全部を揃えなくてもいいのかもしれません。

SNSを見て来てくれた人が、予約する途中で迷いやすいところ。

そこで「ちょっと確認できる」。

まずはそれくらいでも、十分意味がありそうです。

サロン側にとっても、いつ来るかわからない外国人のお客様のために大きな仕組みを用意するより、

必要なところだけ少し補う

くらいの方が、現実的なのではないでしょうか。

「日本に行ったら、この美容室に行きたい」

少し前までは、旅行先で探す場所といえば、観光地や飲食店を想像することが多かったと思います。

でも今はSNSをきっかけに、

「この美容室に行ってみたい」
「この人に施術してもらいたい」

と、日本旅行の予定の中にサロンを入れる人もいる。

そう考えると、サロンのインバウンド対応も、

「外国語を話せるようにする」

ということだけではなく、

SNSで生まれた“行きたい”という気持ちを、予約まで途切れさせない

という見方ができそうです。

その途中にある「ちょっと聞きたい」を補う方法として、チャットが活躍できる場面もありそうだな。

ニュースを見ながら、そんなことを考えました。

【この記事の要点】
・SNSで生まれた「このサロンに行きたい」という気持ちを、予約まで途切れさせない導線づくりが重要
・サロンは写真やSNS投稿を見せながら希望を伝えられるため、もともと外国人対応とも相性がいい
・インバウンド対応は、すべてを多言語化するよりも「予約前のちょっとした不安」を補うところから始めるのが現実的


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