記事をご覧いただきありがとうございます。データライド中の人です。
このブログでは、日々さまざまなWebサイトやチャット導線を見ている中で感じたことを、運用者目線で少しずつ発信しています。
Webマーケティングやサービス改善の話をしていると、体験設計、CX、CS、カスタマーサクセスといった言葉を耳にすることがあります。
どれも「お客様に良い体験をしてもらう」という意味では近い言葉です。
ただ、似ているからこそ、
「体験設計とCXは何が違うの?」
「CSとカスタマーサクセスは同じ?」
「結局、何を見直せばいいの?」
と分かりにくく感じる方も多いと思います。
今回は、細かい専門的な定義ではなく、まず入口としてそれぞれの違いをざっくり整理してみます。
体験設計とは、迷わず行動できる流れを整えること
体験設計とは、お客様が迷わず、不安なく、次の行動に進めるように流れを整えることです。
たとえば、ホームページを見た人が知りたい情報にすぐたどり着ける。
問い合わせ前の不安が解消される。
予約や応募の手順が分かりやすい。
フォーム入力でつまずかない。
チャットで必要な情報へ案内される。
こうした一つひとつの流れを整えることが、体験設計です。
ポイントは、見た目をきれいにすることだけではないということです。
どの順番で情報を見せるか。
どこで不安を減らすか。
どのタイミングで問い合わせや予約へ案内するか。
ユーザーが途中で迷わないか。
このように、ユーザーの行動や気持ちに合わせて導線を設計することが大切になります。
CXとは、お客様が感じる体験全体のこと
CXは、Customer Experienceの略です。
日本語では「顧客体験」と呼ばれます。
CXは、商品やサービスを知る前から、購入・利用・問い合わせ・サポート・再利用まで含めた、お客様が感じる体験全体を指します。
たとえば、広告を見たときの印象。
ホームページの分かりやすさ。
問い合わせ対応の丁寧さ。
購入後のサポート。
使ってみた後の満足感。
また利用したいと思えるかどうか。
こうしたすべてがCXに含まれます。
体験設計が「よい体験を作るための設計」だとすれば、CXは「お客様が実際に感じる体験全体」と考えると分かりやすいです。
つまり、体験設計はCXを良くするための手段のひとつです。
CSとは、困ったときに支える対応のこと
CSは、Customer Supportの意味で使われることが多い言葉です。
日本語では「カスタマーサポート」と呼ばれます。
CSは、主にお客様が困ったとき、分からないことがあるときに対応する役割です。
たとえば、問い合わせ対応。
使い方の案内。
トラブル対応。
返品や変更の受付。
よくある質問への回答。
お客様が困っている状態を解消することが、CSの大きな役割です。
体験設計との違いで言えば、CSは「困った後の対応」に近いです。
一方で体験設計は、「そもそも困らないようにする」「迷わないようにする」ための考え方です。
もちろん、どちらも大切です。
ただ、体験設計が整っていると、そもそも問い合わせや困りごとを減らせる可能性があります。
カスタマーサクセスとは、お客様の成果につなげること
カスタマーサクセスは、Customer Successのことです。
CSと名前が似ていますが、考え方は少し違います。
カスタマーサポートが「困ったときに助ける」役割だとすれば、カスタマーサクセスは「お客様が成果を出せるように先回りして支援する」役割です。
たとえば、ツールを導入したお客様がきちんと使いこなせるようにサポートする。
成果が出る使い方を提案する。
利用状況を見ながら改善提案をする。
継続して価値を感じてもらえるように伴走する。
カスタマーサクセスは、特にSaaSや月額サービスなどで重要な考え方です。
単に契約してもらうだけでなく、導入後にしっかり活用してもらい、成果につなげることを重視します。
WhatYa Liteのような運用サポート込みのチャットサービスでも、この考え方はとても重要です。
設置して終わりではなく、公開後の使われ方を見ながら改善し、目的に近づけていく。
これはカスタマーサクセスの考え方にも近い部分があります。
それぞれの違いをざっくり整理すると
ここまでの違いを簡単にまとめると、次のようになります。
体験設計は、迷わず行動できる流れを作ること。
CXは、お客様が感じる体験全体。
CSは、困ったときに助ける対応。
カスタマーサクセスは、お客様が成果を出せるように先回りして支援すること。
どれも近い言葉ですが、見ている範囲や役割が少し違います。
体験設計は、Webサイトやチャット、フォーム、問い合わせ導線などの具体的な流れを整える考え方です。
CXは、その結果も含めたお客様の体験全体です。
CSは、問題が起きたときのサポートです。
カスタマーサクセスは、問題が起きる前から成果に向けて伴走する考え方です。
まず見直すなら、ユーザーが迷う場所から
専門用語をすべて正確に覚える必要はありません。
最初に大切なのは、自社のお客様がどこで迷っているかを知ることです。
ホームページで必要な情報にたどり着けているか。
問い合わせフォームでつまずいていないか。
チャットで知りたい情報へ案内できているか。
問い合わせ前の不安を減らせているか。
サービス導入後に成果を感じてもらえているか。
こうした視点で見直すだけでも、体験設計の第一歩になります。
詳しい理論や専門的な考え方は、その後で十分です。
まずは、お客様が迷わず、不安なく、次の行動に進めるかどうか。
そこを整えることが、CXの改善にも、CSの負担軽減にも、カスタマーサクセスにもつながっていきます。
まとめ:体験設計は、よい顧客体験を作るための土台
体験設計、CX、CS、カスタマーサクセス。
似ている言葉が多くて分かりにくいですが、すべてはお客様により良い体験をしてもらうための考え方です。
その中でも体験設計は、お客様が迷わず行動できる流れを整えるための土台です。
ホームページの導線。
チャットの案内。
問い合わせフォーム。
サービス説明。
導入後のフォロー。
こうした接点を見直すことで、お客様の不安を減らし、問い合わせ・予約・応募・継続利用につながりやすくなります。
まずは難しく考えすぎず、自社のWebサイトやチャットを見て、
「お客様はここで迷わないだろうか?」
「この流れで安心して問い合わせできるだろうか?」
と確認してみることから始めてみてはいかがでしょうか。
当社では、ホームページやチャット導線を含めた体験設計の最適化を大切にしています。
使う人にとって分かりやすく、運営する側にとっても成果につながる接点づくりを支援しています。
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