「目的」がまったく違う!カスタマーサクセスとカスタマーサポートの違いとは?

記事をご覧いただきありがとうございます。データライド中の人です。
このブログでは、日々さまざまなWebサイトやチャット導線を見ている中で感じたことを、運用者目線で少しずつ発信しています。

「カスタマーサクセス(Customer Success)」と「カスタマーサポート(Customer Support)」。

どちらも顧客と関わる重要な役割ですが、「違いを説明してください」と言われると、意外と難しいものです。

実際、「問い合わせ対応をする部署」というイメージで混同されることも少なくありません。

しかし、この2つは役割だけでなく、目指す目的そのものが異なります。

今回は、カスタマーサクセスとカスタマーサポートの違いを分かりやすく解説するとともに、なぜ近年カスタマーサクセスが重要視されているのかについても深掘りしていきます。

【この記事でわかること】
・カスタマーサポートとカスタマーサクセスの役割の違い
・両者の一番大きな違いである「目的」の違い
・継続利用やLTV向上において、カスタマーサクセスが重要視される理由

Contents

カスタマーサポートとは?

カスタマーサポートとは、お客様から寄せられる問い合わせや困りごとに対応する役割です。

例えば、

  • 商品やサービスの使い方を案内する
  • 不具合やトラブルを解決する
  • 配送状況を確認する
  • 返品・交換の手続きを行う

など、お客様が何かしらの問題に直面した際にサポートを行います。

つまり、「困っているお客様を助けること」がカスタマーサポートの役割です。

お客様からのアクションをきっかけに動くため、基本的には受け身(リアクティブ)な業務と言えます。

カスタマーサクセスとは?

一方、カスタマーサクセスは、お客様から問い合わせが来るのを待つ仕事ではありません。

目的は、「お客様を成功へ導くこと」です。

例えば、

  • サービスを十分に活用できているか確認する
  • より効果的な使い方を提案する
  • 利用状況を分析する
  • 成果が出るよう継続的にフォローする

など、お客様が成果を出せるよう先回りして支援します。

つまり、問題が起こる前から行動する「能動的(プロアクティブ)」な役割なのです。

一番の違いは「目的」

両者の違いを比較すると、次のようになります。

項目カスタマーサポートカスタマーサクセス
目的問い合わせ対応・問題解決顧客の成功支援
動き方受け身(リアクティブ)能動的(プロアクティブ)
開始タイミング問題が発生してから導入直後から
評価指標対応件数・回答速度・顧客満足度継続率・利用率・LTV・アップセル
ゴール問題を解決すること顧客が成果を出すこと

分かりやすく表現すると、

カスタマーサポートは「マイナスをゼロに戻す仕事」

カスタマーサクセスは「ゼロをプラスにする仕事」

と言えるでしょう。

なぜ今、カスタマーサクセスが重要なのか?

以前は、「商品を販売したら終わり」というビジネスモデルが一般的でした。

しかし現在は、

  • SaaS
  • サブスクリプション
  • 定期購入サービス
  • 会員制サービス

など、継続利用が売上に直結するビジネスが増えています。

新規顧客を獲得するコストは年々高まっており、一度契約したお客様に長く利用してもらうことが、企業の成長には欠かせません。

そのため、

「契約して終わり」ではなく、

「お客様に成果を実感していただき、継続して利用していただくこと」

が重要視されるようになりました。

その役割を担うのがカスタマーサクセスです。

本当のカスタマーサクセスは「成果を生み出し続けること」

どれだけ優れた商品やサービスでも、お客様が使いこなせなければ、その価値は十分に発揮されません。

一方で、お客様の利用状況を把握し、課題に応じた提案や改善を続けることで、サービスの価値はさらに高まっていきます。

その結果、

  • 継続利用率の向上
  • 解約率の低下
  • 顧客満足度の向上
  • 利用範囲の拡大
  • 長期的な信頼関係の構築

といった成果につながります。

つまり、カスタマーサクセスの役割は、一度の問題解決ではなく、

「お客様が継続的に成果を得られる状態をつくること」

なのです。

カスタマーサポートとカスタマーサクセスは比較するものではない

カスタマーサポートとカスタマーサクセスは、「どちらが重要か」を比較するものではありません。

むしろ、この2つは互いに補完し合う関係です。

カスタマーサポートが迅速に問題を解決することで、お客様の不安や不満を解消する。

その上で、カスタマーサクセスがお客様の利用状況を把握し、より良い活用方法を提案することで、継続的な成果につなげていく。

この両輪がそろって初めて、お客様との長期的な信頼関係を築くことができます。

まとめ

カスタマーサポートとカスタマーサクセスは、どちらも顧客を支える重要な役割ですが、その目的は大きく異なります。

  • カスタマーサポートは、顧客が抱える課題やトラブルを解決する役割。
  • カスタマーサクセスは、顧客が期待する成果を実現できるよう継続的に支援する役割。

これからの時代は、商品やサービスを提供することだけではなく、お客様がその価値を実感し、成果につなげられるかが企業の価値を左右します。

だからこそ、カスタマーサポートとカスタマーサクセス、それぞれの役割を正しく理解し、両者を連携させることが重要です。

顧客の課題を解決するだけではなく、その先の成功まで支援する。この考え方こそが、これからの企業に求められる姿勢ではないでしょうか。

【この記事の要点】
・カスタマーサポートは、お客様からの問い合わせや困りごとに対応し、問題を解決する役割です。
・カスタマーサクセスは、お客様が成果を出せるように、導入後から継続的に先回りして支援する役割です。
・カスタマーサポートは「マイナスをゼロに戻す仕事」、カスタマーサクセスは「ゼロをプラスにする仕事」と考えると整理しやすくなります。
・継続利用が重要なサービスでは、契約して終わりではなく、お客様が価値を実感し続けられる状態をつくることが大切です。

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